勃起力強化を期待したい精力剤においては実はシトルリンは「脇役」です
勃起力強化を期待したい精力剤においては実はシトルリンは「脇役」です。
「シトルリンは勃起力アップには必須の成分なのか…?」
こんにちは、ダイスケです。
男性用精力剤で、最も人気の成分が「シトルリン」です。
サプリメント成分で使用されるアミノ酸は、すべて『L型』ですので、各精力剤のパッケージには「L-シトルリン」と記載されていることもあります。
それにしても、シトルリン、超人気成分です。
最近では発売される精力剤でシトルリンが入っていないもののほうが珍しくなりました
ただし、入っていて当たり前となったということは、見方を変えれば、シトルリンがその精力剤の個性を決定づける成分でないともいえることになります。
そう、超人気成分でありながら、勃起力強化を期待したい精力剤においては「脇役」なのです。あくまで。それが「シトルリン」です。
「テストステロン」の分泌を直接促す成分の一因ではない「シトルリ
アミノ酸成分はヒトの体をつくるたんぱく質合成に関与する主要な「有機化合物」ですが、その種類は20種類。
この中にシトルリンは入りません。
つまり、シトルリンはヒトの体をつくる細胞はもちろん、体液から成長因子などの因子にいたるまでを構成する「たんぱく質」にはまったく関係がないアミノ酸です。
勃起力強化に直接かかわる成分値とは、実はこの「たんぱく質合成に関わるアミノ酸成分」なのです。
勃起力を強くするのは男性ホルモン「テストステロン」です。
テストステロンを増やすにはまずは性ホルモン分泌を指令する「神経伝達物質」を作り出す必要があるのです。
その神経伝達物質」を作り出すとされる成分がたんぱく質合成に関わるアミノ酸成分」です。
ところがシトルリンはその作用はたんぱく質合成を構成するアミノ酸ではなく、「血行促進」作用を持つのみです。
血行促進なら他にも代用する成分がありそうです。
このようにシトルリンはなんとも「勃起力アップには必須とはいえない」「ほかの成分でも代用できそうな」成分なのです。
「シトルリン」がもてはやされる理由は「作用の大きさと安全性が他を寄せ付けない」から。
ではどうして勃起力強化に必ず必要ともいえないシトルリンがもう必須というような扱い方がされてているのか。
それは脇役でありながら、男性の健康高める強い作用と安全性を兼ね備えることによります。
シトルリンは2006年後半から食品への転用が解禁になりました。もともとは医薬品扱いでした。
分量によっては実感大きめな成分だったからです。
ただ、実際には副作用などの問題がなく、取り扱いにさほど注意を要するべき成分でもないため、食品転用が可能になったわけです。
そう、「実感大きめの割に、取り扱いをさほど注意する必要のない成分」です。
実感大きめ = 血行促進力が多成分に比べてもかなり高い。
取り扱いをさほど注意する必要がない = 安全性が多成分に比べても高い。
といえるのです。
性質としては、確かにほかのもので代用可能なものでもありますが、その作用の大きさ、安全性については他を寄せ付けません。
そこで、勃起力強化を直接担う成分ではないけども、勃起力強化の「実感」を得られやすくする成分として使われるのですね。
血液の流れが大きく早くなるということは、たくさんの酸素と栄養素が運ばれ、新陳代謝が活発になるということです。
体全体のスタミナアップにも貢献することになります。
「大きな体調改善の流れの中で、勃起力強化に間接的に関わってゆく」それがシトルリンの役割です